先日、テレビを見ていたら、
外国人へのインタビューをしている場面が映っていました。
その中で、外国人が日本人のことを こう見ているという第1位は、
「日本人は『察してほしい』という気持ちが強いように思う。
でも、言わなきゃ相手は わからないよ」というものでした。
ナルホド~!
確かに「空気を読む」という言葉がある通り、
「言葉に出さなくても察してほしい」ということを求める
国民性なのでしょう。
先日、とある男性から こんなお話しを聞きました。
奥さんから頼まれて、夕食の材料の買い物に行ったそうです。
ちゃんと書かれたメモの通りに買い物をしてきたのに、
妻は不機嫌。
「あなたって、言われたことしかできないのね!」と言われたそうです。
言われたことをしたのに、
奥さんが不機嫌になる理由がわからないのですね。
買い物は、買ってきた食材を冷蔵庫に入れるまで
する必要があります。
が、「買ってきたぞ~い!」と言って、
スーパーの袋をドサッと置くだけでは、
奥さんの評価は「気が利かない人!」ということに
なってしまうのですね。
その男性曰く、
「僕が勝手に冷蔵庫に入れたら、
どこに入れたか(妻が)わからなくなるといけないし、
妻のやり方でやればいいから(置きっぱなしにする)」
とのことでした。
冷凍食品もあるし、
できるだけ早く冷蔵庫に入れた方がいい食品もあるのに……。
奥さんにしたら、
「この人は、言われたことしか やらないんだから!」と
不満をつのらせたかもしれませんね。
でも素直に「冷蔵庫に入れといて」とは言わずに、
ムッとした顔をして、
「私のやってほしいことを察してよ!」と思っている。
旦那さんは旦那さんで、
「言われたことをやったのに、なぜ不機嫌なんだ」と思う。
お互い、ほんの少し
声をかけ合えば済むことかもしれないのですが……。
日常の ちょっとしたことで、すれ違いが始まります。
相手がどうしてほしいと思っているのか。
これを意識して考えてみるだけでも、変わるかもしれません。
あくまで「こうしてほしい」と思うよりも
「こうしてあげよう」と思うことを、進んですることです。
声をかけるのも、その一つですね。
「子どもにはできるけど、配偶者には……」と
思う人が多いのも事実です。
気配りは、自ら進んですると
大きく成長して 自分に返って来ます。
この世に、幸せなご夫婦・幸せなご家族が増えますように!