カウンセラー行政書士の木下雅子です。
主業務は「夫婦関係修復カウンセリング」。
幸せなご夫婦、幸せなご家族を世に増やすため、
日々活動しております。
結婚した3組に1組が
離婚していく昨今ではありますが、
3組に2組が離婚せず、
夫婦関係を続けています。
結婚してから天寿を全うするまで、
お互いを思い合っている
素敵なご夫婦もいらっしゃるでしょうが、
人生は山あり谷ありです。
長い結婚生活の中で、
夫婦の危機が ただの1度も訪れない
などということはないでしょう。
恋愛はお互いに
良いところだけを見せ合うものですが、
結婚は現実です。
人間は誰しも、表の顔を裏の顔を持っています。
長所は、すなわち短所。
恋愛の時期は、短所ですら長所に見えています。
あばたもえくぼ。
片目どころか、両目をつぶっている状態とも言えます。
が、結婚すると、短所は短所でしかなく、
それどころか長所ですら短所に見えるかもしれない。
あばたもえくぼ ならぬ、えくぼのあばた化。
両目をしっかり開けた状態となります。
本来なら、恋愛時期は両目をしっかり開け、
結婚後は片目をつぶって過ごすのが
理想的なはずです。
それなのに、多くの人が逆をやってしまうのですね。
だから、妻(夫)は欠点だらけに見え、
恋人(浮気相手? 愛人?)は
素敵な人に見えてしまうのです。
恋愛中の頭の中は、
いわゆる「お花畑状態」であり、
現実ではありません。
しかしながら、当の本人は、
そうは思っていません。
「結婚相手を間違えた」
「この人(浮気相手)と先に出会っていたら……」
などと考えてしまいます。
それは多くの場合、錯覚でしょう。
妻(夫)は、あなた自身が
最初に結婚相手と選んだ人です。
若気の至りということもあるかもしれませんが、
一時は結婚したいと思えるほど好きになって、
結婚するという大きなハードルを
2人で超えることができたのです。
人生の荒波が襲ってきたとしても、
また2人で乗り越えることは
不可能ではないと思います。
本当に、結婚相手を選び間違えたとしたら、
その綻(ほころ)びは数年以内に起きるでしょう。
20~30代は、
人を見る目が養われていない場合もありますしね。
お子さんも赤ちゃんや幼児さんで、
物心がつくかつかないかの時期なら、
思い切って人生を別のパートナーと
やり直す決意もありかと思います。
しかし、40代になったなら、
人生の半分近くが経っています。
お子さんも、小学生から中学生くらいに
成長していることでしょう。
家族も増えた今、
夫婦間に何らかの問題があったとしても、
離婚するには多くの問題が立ちはだかります。
子どものこと。
お金のこと。
両親、義両親も年を重ねています。
転職も、40代になってからでは
ハードルが上がるでしょう。
夫婦二人で積み上げてきたものも、
決して少なくはありません。
この状態から、
今までの人生の全てを投げ打って、
新しい人生をやり直すのは、
膨大なエネルギーを必要とします。
だとしたら、今までの固執した
自分の考え方と行動を、
配偶者に寄り添うよう方向転換することで、
夫婦円満に近づくことはできないでしょうか。
「今さら」と思うでしょうか。
それは、解釈です。
「今さら」と思うのか、「今から」と思うのか。
それは、あなたが決められるのです。
あなたは、ご夫婦の関係が
今のままで良いと思っていますか?
それとも、何らかの改善が必要でしょうか。
後者だとしたら、
あなたが働きかけることで、
改善できるものも少なくありません。
- ご夫婦間の、コミュニケーションはいかがでしょうか?
- 家事は、そつなくこなされていますか?
- 家は、片づいた状態でしょうか?
- 夜の生活は?
この4つの質問だけで、
良い夫婦関係を築くことができているかわかります。
特に、④は重要です。
まず、お聞きします。
ご夫婦の寝室は、同室でしょうか?
原則として、ベッドの距離が
夫婦間の心の距離と言えます。
だから、寝室は 極めて重要なポイントです。
そうとは知らず、
ご夫婦の寝室が別室となっているケースが多いのです。
結婚当初は、同室であったはずです。
が、最初の関門は、赤ちゃんが生まれた時です。
赤ちゃんの夜泣きで
翌日の仕事に差し支えるからと、
夫が別室で休むようになる。
何気なく そうしてしまったことで、
夫婦間の心が離れていく
きっかけになってしまったのです。
そして、夫婦間の、
特に楽しみのためのセックスの回数が
少なくなっていきます。
子どもが小中学生になっても、
母親と子どもが同室で就寝し、
父親(夫)が一人就寝。
それでは、夫婦間の心が
離れてしまうのも当然でしょう。
母親と就寝している子どもが
女の子だったとしても、
あまり良い環境とは言えません。
まして、母親と息子が同室で
就寝しているなど、
良い影響を与えるはずがないのです。
夫婦は同室で就寝し、
子どもは 子ども部屋で自立心を養わなければなりません。
まずは、ここから改善していくのがいいでしょう。
ご夫婦の意見が合わなかったとしても、
このままで良いと思えないとしたら、
いつかは改善しなくてはいけないのです。
だとしたら「今でしょ!」。
改善するのは、今なのです。
人間は、常に成長しています。
環境も変わっていきます。
ご夫婦のためにも、
お子さんのためにも、
常に良い選択をしていきたいものです。
木下雅子行政書士事務所は、
性に関する問題を、
積極的にお受けしております。
このブログを読んでくださったあなたが、
幸せな人生を歩んでいけるよう、
応援しております。