子どもに対しては笑顔でいられるのに、
配偶者には冷たい態度をとってしまうこと、ありませんか?
当事務所に来られる女性のご相談者から
「私が不機嫌でいても、夫は知らん顔。
全く、鈍感な人なんだから」という声を聞きます。
なぜ、この奥さんは不機嫌でいるのでしょう?
それは、夫から いたわりの言葉が欲しいから。
つまり、「誰がわかってくれなくてもいい。
でも、夫にだけはわかってほしい」っていう気持ちですね。
身近な人に対しては、期待度が高いんです。
でも、残念ながら、ご主人は そうは思わないんですね。
「なに、不機嫌な顔してんねん。
イヤなことがあったからって、俺に八つ当たりするなよな!」
という気持ちでしょうか。
男性にも、覚えがありませんか?
仕事で疲れて帰宅した時、お疲れ度マックスな状態でいたら、
奥さんは笑顔でいたわってくれるでしょうか?
奥さんは「仕事で疲れてるかもしれないけど、
私だって、クタクタよ!」と言いたいでしょう。
お互い、「配偶者には、いたわってほしい」という気持ちでいるために、
「まず、配偶者をいたわろう」とは思えないんですね。
そして、最も身近で大切にしなければならない配偶者を、
遠慮のない間柄であることもあって
結果的に、粗末に扱ってしまうこととなってしまいます。
誰でも、外面は良くて、内面は悪いのが普通です。
「配偶者が、自分をいたわってくれない」のは、
「自分が、配偶者をいたわっていない」から。
夫婦は、お互いがお互いを映す鏡です。
そんな時は、
配偶者のいいトコロを思い出してみるといいかもしれませんね。

短所と同じ数だけ、
いや それ以上に長所があるはずですから!