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2020-09-23 10:00
夫婦関係を良くしたいはずなのに……。
大阪府高槻市での夫婦関係修復専門カウンセラー行政書士の木下雅子です。秋の連休が終わりました。今日から仕事ですが、台風と秋雨前線が接近しています。できる限りの準備をして、自分の役割を果たしていきたいものですね。
何年も前のことですが、夫婦関係の修復を希望しながら、それが実現しなかった男性のケースをお話ししたいと思います。その方は結婚2年でご夫婦二人暮らし。仕事で相当稼いではいましたが、結婚するまで親元で暮らしていて、家事をしたことがありませんでした。男性にはありがちですが、「自分は稼いでいるのだから、家事は妻の仕事」というお考えの方でした。そして、気に入らないことがあれば妻を怒鳴って抑えつけていました。ただし、ご本人に「妻を抑えつけている」という意識はなく、妻が反論してこなければ「夫婦関係はうまくいっている」と解釈していました。夫の横暴ぶりに嫌気がさし、妻から離婚届が突きつけられます。その時初めて、妻の気持ちを知ったそうです。それまで、自分が大きい声を出すことも妻は受け入れてくれていると思っていたのです。妻に離婚届を突きつけられてから慌ててご相談にいらっしゃいました。私は「自分が変わらなければならないこと」「奥さまと共に幸せな家庭を築く」という目的に向かって行動することを約束していただき、カウンセリングに入りました。「自分が変わらなければならない」のは、頭では理解できても、それを日常生活で実践していくことはなかなか大変です。相手が、自分の思った通りに動いてくれるわけではありませんからね。朝起きて妻に「おはよう!」と挨拶しても妻はそっぽを向く。家事を少しは手伝うようにしたのに、妻はお礼の一つも言わない。「オレがこれだけ歩み寄っているのだから、少しはわかってくれてもいいだろ!?」「オレは仕事でくたくたなんだから家では好きにさせてくれよ」という本音が言葉と行動の端々に出てしまいます。「恩着せがましいことを言うのなら、何もしてくれなくて結構!」とばかりに、妻の態度は好転しません。近年デジタル化が進み、ほぼ全ての人がパソコンやスマホを扱います。機械は、あなたの操作通りに動きます。そして、すぐ結果や答えが出ます。でも、人はそうはいきません。あなたが思考や行動を変えたとしても、それが配偶者に伝わり効果が出てくるまでには相当な時間を要します。でも、少なくない方がそれを待つことができない?「自分が頑張っているのに、妻がわかってくれない」「自分が変わろうとしているのに、それを理解しない妻が悪い」とすぐに結果が出ないことに耐え切れないのです。もう少し続ければ奥さまの理解を得られるはずなのに。先の保証がないことに気持ちが折れたこの男性は、私の元を去って行かれました。私自身、反省することも多々あります。が、残念ながら過去を変えることはできません。うまくいかなかったことを教訓に、今後に活かしていくしかないのです。何事も、他人や環境のせいにすることなく「自分が源」という精神で、後悔のない人生を過ごしたいものです。自戒を込めて。このブログを読んでくださっているあなたが、仕事で充実し、プライベートで幸せな生活を送れるよう応援しています。今日もよろしくお願いいたします。
(C) 夫婦関係修復カウンセリング専門 木下雅子行政書士事務所
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