男性の成功事例紹介
大輔さんの問題点(相談前)
秋の気配が漂いだした頃、事務所のホームページのお問い合わせサイトからメッセージをくださった。
大輔さんは、若い頃からキャバクラ通いをしており、結婚しても子どもが生まれてもやめられなかった。
職場に女遊びをしている人がいて、風俗通いも始めてしまった。
残業という名の遊びが増え、出張の際にも風俗に通うようになっていく。当然、預金通帳の残高は減っていった。
妻がキレた・・・
そこで妻がキレた。バレていないわけがなかった。
妻からは「気持ち悪い。尊敬する気持ちがゼロになった」と、離婚を突きつけられた。
- 若い頃からキャバクラ通い、風俗通いをしており、預金通帳の残高にも影響を与えていた。
- 妻に上記の内容がバレ、離婚を突きつけられた。
- 離婚は考えておらず、当事務所のホームページにたどり着かれた。
- 妻との関係を修復して、良好な関係を取り戻したい。
大輔さんの相談前の状態(Before)
- 風俗だから浮気ではない
- 俺は稼いでいるから問題ない
- 夜遊びをしていても家庭を捨てたわけではない
- 裏切りではない
- 夫婦間の夜の生活に問題はないと思っている
- (経済面で)家庭は守っている
大輔さんが、当職にご相談くださったのは、この段階になってからであった。
彼は「それほど悪いことをしているわけではない」と思い込むことで、自分を正当化したかったのだろう。離婚など、考えたこともなかった。
妻の取り乱すさまを見て「そんなにヤバいことをしてしまったのか?」と初めて気づいたのだ。
木下雅子の修復ポイント1
「妻と離婚するなどとんでもない。
まして、子ども達を手放すことは考えられない」という思いから、 最初のカウンセリングの段階で「自分が変わることで、妻との関係性を 修復するために出来る限りのことをする」と決意された。
また当職も、大輔さんは夫婦関係を修復できる潜在能力を十分に お持ちだと判断し、カウンセリングを継続していただくことになった。
大輔さんはご来所とオンラインを併用し、週1回カウンセリングを 受けに来られた。
とても熱心で、毎回真剣に取り組んでおられた。
回を重ねる毎に深層心理に迫り、 本心を飾ることなく打ち明けてくださる。
夜遊びをしていても、
「家庭を捨てるわけではないので、裏切りではない」
「バレなければいい」と、自己正当化してきた。その傲慢さが、今の事態を招くことになってしまったのだ。
過去に起きたことを、変えることはできない。
毎回のカウンセリングでは、大輔さんの心を支えながら、日々どのような行動をすべきか、具体的な技術も伝授していった。
大輔さんの苦悩
カウンセリングの場では胸につかえた思いを吐き出せスッキリするが、 日常の生活では、常に家族と顔を合わせることになる。
大輔さんのように負い目がある人は、妻から日常、 過去にしてきたことを責められることもある。
妻からの叱責
- あなたは、浮気をしたよね
- 私にバレていないだけで、もっと多くの人と関係を持っていたんじゃないの?
- 私が家事や子育てをしているときに、いい気なものよね
残念ながら、多くの人が「妻に認められる」という成果が出る前に諦めてしまう。
それは、いつ成果が出るのかがわからないから。
成果が出るまでやり続けることができずに力尽きてしまうのだ。
モチベーションを保つのも大変である。
成果が見えていないのに、やり続けなければならないのだから。
ここで踏ん張れるかどうかが、明暗を分けることになる。
浮気をするほど、セックスレスだったのか?
カウンセリングを進める中で「夜の生活」についても触れていった。
結婚したら、セックスは夫婦間でしかできない。
不倫に対して世間の目が厳しい時代なので、夫婦間での夜の生活は 極めて重要となる。
それほど重要なことなのに、夫婦間で性的会話が全くないという ご家庭も少なくないのではないだろうか。
大輔さんご夫婦は、セックスレスではなかった
ところが、一連の出来事で、妻は受け入れてくれなくなってしまった。
しばらくの期間は、仕方がない。
木下雅子の修復ポイント2
夫婦の関係で重要なことのひとつ「セックスレス」についても、 カウンセリング・ご相談をさせていただいております。
※行政書士法第12条(守秘義務)に基づき、業務の過程で知り得た情報を大切に扱い、お客様の個人情報を守ります。
参考条文:(秘密を守る義務)行政書士法第12条 行政書士は、正当な理由がなく、その業務上取り扱った事項について知り得た秘密を漏らしてはならない。
行政書士でなくなった後も、また同様とする。
※カウンセリングの場でお聞きした個人情報は、ご本人の許可なく、配偶者様および第三者に提供することはありません。
今はまだ妻に受け入れてもらえていないけれど、
来たるべき日に備えて 妻に満足してもらえるシミュレーションを続けていただくようにお伝えしていった。
大輔さんの変化
妻からは、メールの既読スルーをされたり、子どもには向ける笑顔を 夫には向けないなど、小さな仕返しのようなことをされていた。
それでも、そのことに対して文句を言ったりせず、辛い時は当職にメールでその時の思いを綴ることで、乗り切っていただいた。
そして、妻の要望を聞きながら、夜の営みの再開について、 シミュレーションし続けた。
そして、結婚記念日の当日、 思い出に残るセックスができるよう計画した。
結婚記念日当日の夜、大輔さんより嬉しいお知らせをいただいた。
「良い時間を過ごせました」と。
当職も、胸が熱くなった。この思いを感じる幸せのために、 夫婦関係修復業務に取り組んでいると言っても過言ではない。
この日は当職も、幸せな気持ちを味わわせていただいた。
木下雅子の修復ポイント3
夫婦生活が復活すると、他のことにも弾みがつく。
家事も負担なくこなせるようになり、妻にもお礼を言ってもらえることが増えた。
子どもを交えた家族での時間は、笑顔が溢れるようになった。
経営コンサルタントとして、お客様や職場内での信頼厚く、 一時落ちていた業績もV字ターンすることとなった。
一人のカウンセラーに向かい続けるということは、妻に向かい続けるということ。百歩譲ってカウンセラーなら別の人に変更することはできるが、妻を違う人にすることは簡単ではない。
子どもの母親でもあるのだから。
「妻を生涯愛し続ける」と決意し、正しい選択をし続けてくださったからこそ、その思いが妻に通じたのだ。
カウンセリングの最終日。
事務所に通い続けてくださった大輔さんの表情は、やりきった感に満ちておられた。
カウンセリングは32回で終了。
カウンセリングが終了したからと言って、今後の人生がずっと安泰というわけではない。
一つの山を越えたら、もっと大きな山が待ち受けているのが人生だろう。
大輔さんの相談後の状態(After)
- 自分の行動が妻にとっては離婚を考えるほどのことだったと理解した
- このままでは妻子と離れなくてはならなくなる現実に直面した
- 関係を修復するために自分が変わることを決意した
- 夫婦生活についての妻との感覚の違いに気づいた
- 妻からの信頼の回復について一歩前進できた
- 妻を信じ続けることができたという実績からの自信がついた
- 夫婦関係の修復をきっかけに業績の回復などにも繋がった