大阪府高槻市での夫婦関係修復・円満カウンセリングで、離婚危機、妻の・夫の浮気(不倫)問題、セックスレスから再構築のサポートを提供する木下雅子行政書士事務所

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性に悩む夫婦のための記事を書いています。

5つの特徴 「修復」に特化したカウンセリング 自分自身の心の変化から本当に求めている未来へ向かうサポート 行政書士と心理カウンセラー、法と心からのアプローチ オーダーメイドカウンセリング 目的を明確にしたコース設定と料金プラン
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浮気・不貞行為

「浮気・不貞行為」について当事務所より

当事務所より
当事務所には、夫の浮気に悩む女性が数多く訪れます。
また、浮気をしてしまったという男性だけでなく女性も、ご相談に来られます。
 「相手に浮気をされた」という方は当然ながら怒って、当職の前で、その場にはいない相手を激しく非難します。
「浮気をした」という方からは、反省しているから夫婦関係をやり直したい、相手が悪いから浮気したと開き直る、どうにでもなれと投げやりな言動等、様々な思いを、当職に打ち明けられます。

 浮気は、民法上の不法行為にあたりますので、浮気をした側が全面的に悪いことには違いありません。
が、多くの立場の方のお話しを聞く当職としては、「浮気をされた側にも問題があるのではないか」と思うケースが少なくないのです。
多かれ少なかれ、夫婦双方に非があって「浮気」ということになってしまうのではないでしょうか。

 そもそも、どちらかの浮気が発覚したら、離婚するしかないのでしょうか。誰にでも、魔がさすことはあります。
浮気が悪いことだとわかっていても、人間は弱いもの。人生において、常に正しい選択ができるとは限りません。

 当職は、「この事態を乗り越えてこその夫婦だ」と考えます。
人生の試練を乗り越えて、さらに強い絆で結ばれることも、決して不可能ではありません。

「浮気をした側」「浮気をされた側」、すべての方に、その方ならではの事情があります。
 胸の奥に詰まったその思いを、当職に吐き出してみませんか?

「浮気・不貞行為」の実例

「浮気・不貞行為」の実例
 志津子さん(仮名)は、50歳代でパート勤務。子どもは独立して、夫婦二人暮らし。夫は会社員。
 夫が5年以上前から浮気をしている。
相手は、職場の後輩で独身。離婚はしたくないのだが、夫の浮気を許しているわけではないので心が苦しい。
話しを聞いてくれませんか、とのことで当事務所にみえた。

 5年前に、夫の浮気が発覚した。夫は、その時に別れたと言っているが、未だに続いている気配がある。
自分が何も言わなければ家庭は平和だが、女と会っているのではないかと思うときには、夫を責めるようなことを言ってしまう。
夫は、モノを投げたりするし、言葉の暴力もひどい。必要なこと以外、しゃべりたく ない。
挨拶すらしたくない。夫に話しかけられても無視することがある。
 寝室は、別である。30歳のとき、理由があって寝室を出た。セックスレスである。
 夫からは「お前は、女関係のことしか言わない」「言葉も話題も少ない」「イライラする」と言われる。
 夫とは、考え方がすれ違う。思うように解釈してくれない。私が不機嫌でいても、夫は無関心である。
 でも、生活費は毎月くれている。経済的な事情もあり、離婚はしたくない。

 以上のことを数ヶ月に渡って話され、当職は次のような分析を行った。

・「私の気持ちをわかってほしい」という気持ちが強く、わかってくれない夫にいら立ち、いつも不機嫌でいた。笑顔がない砂漠のような家庭は、夫にとって安らぎの場ではなかった。
・夫の暴力がひどいと言っているが、あなたも無視をしている。無視は、立派な暴力である。
・夫は安らぎを求めて、また性的欲求不満から、浮気に走ったのだろう。
・セックスレスと性的無知。これが一番問題である。
・若い頃から、愛情を育ててこなかった。愛とは与えること。もらうことばかり考えていたのではないか。

 そして、以下のような打開策を示した。

・家庭では、笑顔でいること。不機嫌な顔・無視は禁物。
・家庭は、安らぎの場である。夫にとっても、あなたにとっても安らぎの場となるよう、まず環境を整えてはどうか(掃除や片付け)。
・夫婦の寝室は同室とし、セックスレスと性的無知から脱却すること。
・夫が生活費を入れてくれることに感謝すること。妻だから当然に、養ってもらえるもの、いたわってもらえるもの、愛してもらえるものという考えを捨てること。
・あなたが変わらなければ、夫は変わらない。まず、あなたが変わる必要がある。

 この分析と打開策の提示は、志津子さんにとって、相当辛かったと思う。
彼女はそれまで「浮気をしている夫が、すべて悪い。夫が態度を改めるべきだ。私は何も悪くない!」と思っていたからだ。
 志津子さんは、「夫が悪いのに、私から歩み寄ってあげることはできない」とかたくなであった。

 それから、さらに数ヶ月に渡って、自由連想は子育て時代から成育歴にまで及び、過去の問題が次々に表出されていった。
 夫との関係は、改善されては悪化し、また改善し、を繰り返した。

 志津子さんは、当職が提示した打開策を全ては実行することができなかったが、気持ちの整理がついたらしく、「自分の至らなさを指摘され、こうなったのは 自分の責任もあると思うようになりました。
多くのことに気づかせていただきました」という言葉を残し、当職の元を去ることになった。
 志津子さんと出会ってから、9ヶ月の月日が過ぎていた。

 翌年の元旦、志津子さんから「先生の言葉を思い出しながら暮らしています(後略)」というコメントのお年賀状が届いた。


 当事務所への浮気に関する相談は、思いのほか多い。浮気が離婚に直結してもやむを得ないが、我が身を振り返るチャンスでもある。
相手を責めるだけでは、 問題は解決しない。離婚して別の人と再婚しても、自分が変わらない限り同じことが起きてしまうだろう。
「まず、自分が変わること」。多くの場合に応用できる言葉である。